変形性膝関節症
膝の痛みは、整形外科外来の訴えのなかでは、腰痛の次に多いものです。その大半は、加齢に伴い軟骨が減っていく変形性膝関節症です。
当院は、膝の痛みをなんらかの形で取り除き、再び、痛みなく歩ける楽しみを届ける膝関節専門のクリニックを目指しております。
もちろんケガ、スポーツ障害、骨粗しょう症など、一般的な整形外科診療に対応しており、かかりつけの医師として地域医療に貢献します。
膝の痛みについて(変形性膝関節症)
変形性膝関節症の症状
動き始めは痛いけれど、歩いていると徐々に痛みが消えていく、これが最初の兆候です。
- ひざがこわばる 特に動き始めにひざが固まったように感じる
- 正座がつらい 正座やあぐらがしにくくなる
- 動き始めに痛む 歩き始めや、立ち上がるときに痛む
- 水がたまる 水がたまってひざが腫れる
- 膝の変形 膝のO脚変形が目立つようになる
変形性膝関節症とは
個人差はありますが膝関節も体の他の部分と同様に年をとります。若いときには柔らかく滑らかだった軟骨という膝のクッションもだんだん硬くなります。軟骨に加わる負担が増すと、軟骨が耐えきれずすり切れ、その軟骨の破片が炎症を起こして膝が腫れます。膝の炎症が続くと軟骨を分解する酵素が関節内に発生し、軟骨がさらに破壊され、膝が動くたびに引っかかりや痛みを感じるようになります。さらに悪化すると、膝のクッションである軟骨がすりへって骨が関節内にむき出しになり、骨がどんどん削れて膝が変形してしまう場合があります。このような一連の変化を「変形性膝関節症」と呼び、末期だと痛みは軽減することがありますが、膝の動きが悪くなり歩行が満足に歩けなくなるます。
変形性膝関節症を放置しておくと
痛みを放置しておくと、痛みのために外出ができないなど日常生活が不自由になります。その状態を繰り返していくと、精神的にも外出をしたくなくなり、引きこもりになっていきます。引きこもりが続くと日常生活の活動レベルが下がっていき、その結果、要介護、要支援の原因となっていきます。
やはり膝の関節の痛みをなんらかの形で解除しないかぎり、日常生活の質を低下してしまうというのが現実です。
最先端のMIS手術
できるだけ組織を傷めないように工夫された手術のことです。人工関節は皮膚や筋肉をできるだけ切らないように手術をすれば、回復をはやめることができ、手術後翌日から、歩行が可能です。手術が必要な場合は、関連施設でMISで行うようにしますので、手術についても、お気軽にご相談下さい。
最小侵襲手術(MIS)は、通常の手術より難易度が高いため、一部のしっかりとしたトレーニングを受けた医師が行うことが勧められております。
国内、海外で徹底したトレーニングを積んだ上、500例以上の最小侵襲手術(MIS)の経験があるため、より安全で確実な手術を提供できます。
MIS手術の利点(人工膝関節)
- 手術後の傷跡が小さくなります。 一般的な手術方法に比べ、MIS手術は約半分(10−12cm程度)に傷跡で済み、美容的メリットがあります。
- リハビリテーションの早期開始が可能です。 MIS手術では、皮膚切開が小さく、かつ筋肉への負担が少ないことから、筋力の低下を防ぐことが可能です。 また、手術後の痛みと腫れも少なく、手術翌日から歩行訓練など本格的なリハビリを開始でき、トイレや洗面に行くことも可能です。 この手術翌日から歩行は、重大な合併症である肺塞栓(エコノミー症候群)のリスクが減るといわれております。
- 早期退院、早期社会復帰が可能です。 一般的な人工関節手術では手術後の膝の痛みと腫れで1〜2週間ベット上での生活を余儀なくされ、入院期間は1〜3ヶ月かかることもありました。MIS手術では1から2週間で退院が許可となり、従来の手術に比べて早く自宅の生活に戻ることが可能です。
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