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人工膝関節置換術

目次

人工膝関節置換術とは

人工膝関節置換術とは

変形性膝関節症、関節リウマチ、骨壊死などによって傷んでいる関節の表面部分を削り取り、金属やセラミック製の人工関節に置き換える手術です。金属と金属の間には超高分子ポリエチレンを挿入し、膝がなめらかに動くように工夫されております。悪いところをすべて取り除くため、他の手術法と比べると痛みを大きく和らげる効果が大きいことが特徴です。手術成績は非常に安定しており、ほぼ確実に痛みから解放され通常の生活ができるようになります。

人工膝関節置換術は近年、技術が進化し、最小侵襲手術(MIS手術)が普及し、以前に比べより患者さんの負担が少なく手術することが可能となりました。そのため手術翌日より歩行練習も可能となり入院期間も短くなってきています。

2012年のデータ(矢野経済研究所)では、日本国内だけで年間7万件以上の人工膝関節置換術が施行されており、年々増加傾向にあります。現在は手術法もほぼ標準化され、熟練した医師が執刀すれば安全にできるものとして定着しております。

人工膝関節置換術とは

人工膝関節置換術の利点

人工膝関節置換術のメリットには以下のようなものがあります。

●痛みが大幅に軽減し、楽になるので日常生活や運動などの活動が改善されます。

●膝関節疾患によって制限されていた膝の可動域や安定性が改善されるので、翌日から歩行訓練を開始し、歩行能力の改善が期待できます。

●日常生活のレベルが向上しますので、活動範囲が広がり、散歩や旅行などを満喫できるようになります。

●他の関節への負担を軽減する事が出来ます。

人工膝関節置換術の利点

人工膝関節置換術の問題点

【デメリット】

●手術ですので、感染症などの合併症の問題があります。

●一般的に20年以降に入れ替えの手術が必要となる場合があります。

●人工関節が緩んだり、摩擦する可能性があります。

【禁忌】

●禁忌肢位には正座とあぐらがあります。人工関節が脱臼する恐れがあります。

●家の床の雑巾掛けや、重い荷物(10キロ超)を持つのは避けましょう。

●テニス、ジョギング、スキーなど激しいスポーツは避けてください。人工関節の破損を早める要因になる場合があります。

人工膝関節置換術の問題点

人工膝関節置換術の問題点から考える新しい治療法

当クリニックでは、ひざの痛みをなんとかしたいが手術はしたくないという方も多くいらっしゃったことから「再生医療」「PRP療法」という治療法を提供しております。

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自宅で出来るリハビリ動画

バスタオルを使って行う膝のトレーニングです。

痛みが出る場合は中止してください。

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author

医学博士亀田 和利

平成12年札幌医科大学卒業後、道内外での病院や海外で臨床・手術の経験を積み、平成28年福住整形外科クリニックを開院。膝関節の治療(PRR療法、再生医療、人工膝関節)を専門としている

[所属]
日本整形外科学会整形外科 専門医、医療経営大学 准教授、人工関節学会、人工関節若手の会、日本整形外科学会認定 運動器リハビリテーション医

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